作品
ねぇ、もっと遊ぼうよ(黒玄前提救鷹)
「ねぇ、もう一回。いいデショ?」
「……君も好きだね。
私は生憎若くはないんで、また日を改めて欲しいところだが」
既に三度達した後なのに疲れた感じも伺えない。
しれっとした様子で私を誘う。
こちらはいい加減疲れてきたんだけどね。
逃すつもりはないらしい腕に押えこまれて溜息しか出ない。
「だって黒鷹サン、ウマいんだもん。
中でするのがしんどいってなら口でもいいからさ。イカせてよ」
「……嫌だと言ったら?」
「想像ついてんじゃないの?
俺があの子を壊すところを見たいなら、別にいいよ。断っても」
くいと髪を引っ張られ、顔を引き寄せられる。
「ねぇ……もっと遊ぼう?」
くすくすと零す笑いが本気だと知っている。
性質が悪いことに。
「……口でしよう。脚を広げたまえ」
「黒鷹サンは? して欲しくない?
シックスナインでもいいよ、俺は」
「結構だ」
広げられた脚の間に、身体を割り込ませ、その中心で早くも勃ちあがりかけているモノに顔を寄せた。
このくらい何でもない。
あの子を護る為なら、傷つけさせない為なら。
――黒鷹。
あの穏やかな笑顔を守れるなら。
命の再び果てるその瞬間まで、私は。
あの子の為だけにここに在るのだから。
2005/05/19 up
花々(閉鎖) が配布されていた「気狂い10題」より、No3。
ヤバイ行為の突入寸前で終わってるので、表側扱いで。
- 2013/09/09 (月) 19:26
- 黒玄前提他カプ