作品
形勢逆転
「いい加減に部屋を片付けろ!
お前、そこの本を何日放置しっぱなしだと思っているんだ!?」
「いや、まだ読みきれていなくてね、その……」
「一度しまっておけ! 毎回それだときりがない」
***
「さて、ごちそうさま。美味しかっ……」
「まて。その皿の上にごっそりと残ってる野菜はなんだ」
「…………は……ははははは! 私は猛禽類だからね!
じゃっ、用があるから先に部屋に引き上げさせてもら……」
「こら! 逃げるな!
今日という今日は食わせるからな! いつも見逃すと思うな!」
***
「したい、かい?」
「……っ!? なんで……」
「見れば分かるよ。……おいで。部屋に行こう」
「ん…………」
***
「声を殺すんじゃないよ。どうせ、私にしか聞こえない」
「や…………だ…………っ」
「……仕方のない子だね」
「ひぁっ…………! ちょ……強……っ……黒……た…………!」
***
日中優勢なのは玄冬。夜に優勢なのは黒鷹。
見事に時間帯で形勢逆転なバランス取れた人たちですね、ということでw
2005/09/? up
元は一日一黒玄で書いたもの。
China Love(閉鎖?)で配布されていた、
「微エロ妄想さんに25のお題」、No17より。
昼夜で立場が逆転するのは昔からツボです。
- 2013/10/07 (月) 22:04
- 黒玄
タグ:[黒玄][黒鷹][玄冬][日常ほのぼの][微エロ妄想さんに25のお題]